MOLESKINE。
スマホが成長し、どんどんデジタルが伸びていく中で注目された、
アナログのツールでした。
デジタルでは、Evernoteが流行っている頃。

その頃は、ログ取りに必死でした。


円高で今のほぼ半額ぐらい(当たり前のように1000円以下)でMOLESKINEが買えていました。 

ハードカバーにゴムバンド、最後にはポケット。
その見たことがないぐらい豪華なメモ帳。
愛着がわく。
ステッカーを表紙に貼り付けカスタマイズ。
余計に愛着がわく。 
冊数が増えてくると、1冊1冊に名前をつける。
愛着がわきすぎている。

モレスキンの活用に関する本が出版されたり、
とても盛り上がった。


今思うと、ログ取りの重要性とメモのノウハウはここで得た気がする。
全部のページにページ番号を先に書き込むとか、
日付/タイトルは一行目とか
別にシールとかレシートとかなんでも貼っていけばいいんだよ、とか。
誰かにノートに書き込んでもらうのも面白いよ、とか。


そしてそのメモがどれだけ頭を開放し、すっきりさせてくれるか。
何年かして読みなおして、どれだけニヤニヤできるか。

結局2年ほどで、MOLESKINEを"書かねば"状態に陥っていたので、やめました。
ログを取るほど面白い生活を送っていなかったというのもありますが、
それはまた別の話……。

「日記」という堅苦しい考えから開放してくれたライフログ。
「日記」は、一日あったことを、とりまとめて書くログですが、
毎日続けなきゃとか、文字と絵だけ(というイメージ)とか。で、どこに楽しみがあるのかと思っていました。

でもライフログはあったことをただ書くだけ。簡単。いつ書いてもいい。
◯◯して✕✕と思いました。とかいう感想も書いても書かなくてもいい。
入場券とかシールとかはバンバン貼ってダイレクトに残せばいい。
その自由な方法に当時はほえーと思ったものです。

そして同時に手書きの良さを感じることになります。
雑い字は忙しさを表し、綺麗な字は、余裕とやる気の高さを表します。
今でも私の場合は、手書きメモのほうが、デジタルメモよりも速いと思います。
デジタルオンリーになりかけた私に、アナログも与えたMOLESKINE。


そしてまた数年後…
またログ取りを始めました。
いろいろ見直そう思って。

今日もこうやって過ごしているけど、今日書いたログはまた数年後に読み返して、
ニヤニヤしていることでしょう。


ログ取りは楽しいですよ。
日記が続くのは、楽しいからですよ、きっと。
楽しくメモする方法をいろいろ調べてみてください。
きっとたくさん出てくるはずですから。

ログを取る中で、ここは私、頑張ったなとか、
書きつつも、褒めてやれると、さらにいいかもしれませんね。


私にとってMOLESKINEは人生においてかなり重要なポイントになったと思います。
そんな昔話でした。