何気に気にすることもなく使っていたシャー芯。
uniのNano Diaを使っていましたが、もっといいのがあるのではないか?
ということでシャー芯探しの旅に出発。
今回はシャー芯の比較記事になります。
シャー芯については、
「使うシャーペン×使うシャー芯×使う人の書き方×使う人の好み」
が絡む、非常に評価が難しいものだと思ったので、
最初に私の好みなどを紹介した上で進めていきます。
私の好みと似ていれば、同じように感じるかも、
逆に、似てなければ、これとは反対に感じるかも、
という風に参考になればと思います。
・HBは少し硬く感じるのでBを使っている
・これまで使っていたのは、uniのNano Dia 0.5 B。
・自分から力をいれて書くタイプ(↔シャーペンの重さで書くタイプ)
・クルトガが苦手(ペン先がペコペコ動くのがどうにも無理です)
※クルトガについて。
クルトガは好きな人と嫌いな人の二極で、
好きな人は、太さが均一になる点を、
嫌いな人は、ペン先が不安定である点をあげます。
嫌いな人は恐らく、ペン先など書き味に敏感な人なので、以下の記事が参考になるかもしれません。
好きな人は、クルトガ専用芯というものが発売されているので考えてみるのもありかと思いますが、
謎の高いのでコスパが悪いです。ケースはかっこいい。
シャー芯といえば、
まず候補に上がるのはこの国内メーカー三大有名芯。

グラファイト / ナノダイヤ / アインシュタイン
グラファイトについてはHBの比較となります。(理由は後述)
実は位置にも意味があって、
左ほどやわらかく、右ほど硬い。という感じです。
そして今回は、なかなか比較されない、無印良品のシャー芯も一緒に比較します。
硬さで配置すると無印良品のシャー芯はこの位置でしょうか。

というわけでこの4種類を対象にポイントに分けて比較します。
以下、無印良品 なめらかシャープ芯を「無印芯」、アインシュタインを「シュタイン」と呼ぶことにします。
注意したいのが、けっして柔らかかったり硬いわけではないこと。
あくまでも他と比較して、やわらかめ、かための話です。
シュタインは硬いってイメージが合ったのですが、使ってみるとそんなこともなく、
他と比較して硬いってだけで、必要程度の硬さです。
先ほど後述するといったグラファイトについてですが、
グラファイトはやわらかめで、同じBだと差が出すぎてしまうようなのであえてHBにしています。
比較の正確さは落ちるかもしれませんが、
できるだけ似た芯で比較したかったのでこのようにしました。
ナノダイヤはバランス型のように思います。
ですがグラファイトがやわらかすぎるので、全体としてはナノダイヤはやわらかめ寄りだと思います。
書いてる時の感触について。
ナノダイヤはガリガリ彫って書いていく感じがあります。
逆にグラファイトは、例えるとチョークのような、塊を塗りつけている感じです。
掘る→接触面積が狭い
塗る→接触面積が広い
というわけで、必然的にヌルヌルとガリガリに別れるのではないかと思いました。
もちろんこのあたりは、芯の太さやシャーペンによって変わってきます。
・筆記音について。
グラファイトとナノダイヤでシュルシュルと鳴ります。
グラファイトの方がよく鳴ります。
・パッケージ(ケース)について。
ナノダイヤは、芯をたくさん取り出せるように二段階で開けられるのがいいと思います。
無印芯は、もはやケースの違いがメインな気がしてくるレベルです。最低限です(それがいい)。
・値段について。
以前は無印芯がほかと比べて安かったのですが、今は値上げされて、
どれもほぼ同じ値段です。本数も変わらないのでコスパも同じです。
・ 芯の見た目について。
シャー芯は基本的に縦線がいっぱい入っているように見えますが、
グラファイトはそういう縦線が入っていないので、よく見れば見分けがつきます。
・バリエーションの多さについて。
3大有名芯は基本的に変わりませんが、
無印芯は0.5(HB/B/2B)と0.3(HB)に限られてる(2015/08 時点)ので注意が必要です。
また、シュタインは、HB SOFTとHB HARDという硬度があったり、
0.2mm芯があったりなど、他に比べて少しバリエーションが豊かです。
・消しやすさについて。
基本的にちゃんとした消しゴムならばどれでも消えてくれます。
強いて言うなら、
彫って書くようなイメージのナノダイヤは、他と比較してほんの少しだけ、消えにくいかもしれません。
さて、ここまでシャー芯の比較をしてきましたが、
あえて、どれがおすすめなのかは書いていません。
ここからは、シャーペンとの相性を比較していきます。
試すのは手元のあるこの3本。

上から、
Pentel GRAPH1000 for PRO 0.5mm
ZEBRA Color Flight 0.5mm (クリアレッド)
PILOT S3 0.5mm (透明ブルー)
です。
これを見ると、
私がいかに細身のシャーペン好きなのかが分かるのではないでしょうか(笑)
ではまず、愛用者も多い(と思われる)GRAPH1000から。
GRAPH1000の傾向として、
・字が細く書ける
・力がペン先にピンポイントかかる
というものを感じました。
その結果、
グラファイトは、文字が太くなりやすいので、それを打ち消して、いい書き味に。(追記参照)
ナノダイヤは、彫る感じを強化するので、ガリガリ感が強くなってイマイチかも。
シュタインは、力をかけると、硬めだからか、返ってくる力の反動が大きく、力を入れづらかったです。
硬さでは、ナノダイヤとシュタインの中間にあった無印芯が、
シュタインの書き味も残しつつ、それよりもちょっと柔らかいので、反動を少なくしてくれていい感じでした。
[追記]:言葉が足りていませんでした。
グラファイトが3位でシュタインが2位なのは、
このシャーペン自体が、細く書けるような作り(なはず)なのに、
わざわざ太くすることもないだろう、ということと、
書き味ではシュタインのほうが良いと感じたからです。
Color Flightの傾向として、
・細いか太いかでいうと若干太めに書ける
・製図向けではない
というのを感じました。
GRAPH1000とは違って、細く書けるというのはあまり感じませんでした。
結果として、これは上手く説明できないのですが、
シュタインがかなり書きやすかったです。
シュタイン全般がそうなのですが、
私の場合、シャー芯を長めに繰り出して使うと、
シュタインはなんとなく書きやすくなりました。
Color Flightは他のシャーペンに比べて、
芯を固定する部分(チャック) からペン先までの距離が長いので、
これが影響しているのではないかなと思いました。
逆にグラファイトやナノダイヤはいまいちで、
ここまでシャー芯で書き味が変わってしまうのかと思いました。
S3の傾向として、
・線が太くなる
・強弱がつけやすい
というのを感じました。
結果として、
グラファイトはだめだめでした。
もとから太くなるグラファイトに、太く書けるシャーペンで、字が太くなって、太すぎる結果に。
強弱がつけやすいという点から、
少しやわらかめのものとの相性はいいと感じました。
さて、ここまで書くと、
個人的におすすめなシャー芯は無印芯になりますが、
結局はどのシャー芯が好みなのかは、その人しだいです。
今回グラファイトは全体的に低評価でしたが、
濃くかけて、濃淡が出せる(=強弱をつけやすい)ので、
絵を描くのにはいい感じと聞きます。
今回の比較は、普通の文字筆記で比較したので、そのあたりはご注意ください。
個人的な感想ですが、
Color Flight × シュタインの組み合わせが書きやすすぎて、
それまでメインだった、GRAPH1000は今はお休み中になりました。
すっごい書きやすかったです。
あと無印芯の健闘っぷり。今回試したBの他にHBも持っているのですが、
こっちは硬くて微妙だっただけに、硬度1つでここまで変わるのか!とも思いました。
ということで、長かった旅のゴールは、ひとまず、
Color Flight × シュタイン 0.5mm B
となりました。
また数年後の旅でお会いしましょう。謎の旅人solでした。
GRAPH1000 for PRO × シュタイン 0.5mm B
Color Flight × 無印芯 0.5mm B
に落ち着いています。
「Color Flight × 無印芯」なのは、
若干太めに書けるColor Flightと無印芯の柔らかさが合ってるように感じたからです。
ですが、無印芯が消しゴムで消えにくいなあと感じてきているので、
現在またシュタインに戻ろうかを考え中です。
そんなこんなでまだまだ、あれはどうとか考えていますが、
結局は、こういうのが楽しいんですよね。
uniのNano Diaを使っていましたが、もっといいのがあるのではないか?
ということでシャー芯探しの旅に出発。
今回はシャー芯の比較記事になります。
シャー芯については、
「使うシャーペン×使うシャー芯×使う人の書き方×使う人の好み」
が絡む、非常に評価が難しいものだと思ったので、
最初に私の好みなどを紹介した上で進めていきます。
私の好みと似ていれば、同じように感じるかも、
逆に、似てなければ、これとは反対に感じるかも、
という風に参考になればと思います。
■sol(私)の好みや情報
・細いシャーペンが好み(↔太いシャーペンが好み)・HBは少し硬く感じるのでBを使っている
・これまで使っていたのは、uniのNano Dia 0.5 B。
・自分から力をいれて書くタイプ(↔シャーペンの重さで書くタイプ)
・クルトガが苦手(ペン先がペコペコ動くのがどうにも無理です)
※クルトガについて。
クルトガは好きな人と嫌いな人の二極で、
好きな人は、太さが均一になる点を、
嫌いな人は、ペン先が不安定である点をあげます。
嫌いな人は恐らく、ペン先など書き味に敏感な人なので、以下の記事が参考になるかもしれません。
好きな人は、クルトガ専用芯というものが発売されているので考えてみるのもありかと思いますが、
謎の高いのでコスパが悪いです。ケースはかっこいい。
シャー芯といえば、
まず候補に上がるのはこの国内メーカー三大有名芯。

グラファイト / ナノダイヤ / アインシュタイン
グラファイトについてはHBの比較となります。(理由は後述)
実は位置にも意味があって、
左ほどやわらかく、右ほど硬い。という感じです。
そして今回は、なかなか比較されない、無印良品のシャー芯も一緒に比較します。
硬さで配置すると無印良品のシャー芯はこの位置でしょうか。

というわけでこの4種類を対象にポイントに分けて比較します。
以下、無印良品 なめらかシャープ芯を「無印芯」、アインシュタインを「シュタイン」と呼ぶことにします。
■硬さ
[やわらかめ] グラファイト << ナノダイヤ << 無印芯 < シュタイン [かため]注意したいのが、けっして柔らかかったり硬いわけではないこと。
あくまでも他と比較して、やわらかめ、かための話です。
シュタインは硬いってイメージが合ったのですが、使ってみるとそんなこともなく、
他と比較して硬いってだけで、必要程度の硬さです。
先ほど後述するといったグラファイトについてですが、
グラファイトはやわらかめで、同じBだと差が出すぎてしまうようなのであえてHBにしています。
比較の正確さは落ちるかもしれませんが、
できるだけ似た芯で比較したかったのでこのようにしました。
ナノダイヤはバランス型のように思います。
ですがグラファイトがやわらかすぎるので、全体としてはナノダイヤはやわらかめ寄りだと思います。
■書き味
[ヌルヌル] グラファイト >> 無印芯 ≧ シュタイン >> ナノダイヤ [ガリガリ]書いてる時の感触について。
ナノダイヤはガリガリ彫って書いていく感じがあります。
逆にグラファイトは、例えるとチョークのような、塊を塗りつけている感じです。
掘る→接触面積が狭い
塗る→接触面積が広い
というわけで、必然的にヌルヌルとガリガリに別れるのではないかと思いました。
もちろんこのあたりは、芯の太さやシャーペンによって変わってきます。
■その他
あまりにも細かいことなので、その他で一括りにしました。・筆記音について。
グラファイトとナノダイヤでシュルシュルと鳴ります。
グラファイトの方がよく鳴ります。
・パッケージ(ケース)について。
ナノダイヤは、芯をたくさん取り出せるように二段階で開けられるのがいいと思います。
無印芯は、もはやケースの違いがメインな気がしてくるレベルです。最低限です(それがいい)。
・値段について。
以前は無印芯がほかと比べて安かったのですが、今は値上げされて、
どれもほぼ同じ値段です。本数も変わらないのでコスパも同じです。
・ 芯の見た目について。
シャー芯は基本的に縦線がいっぱい入っているように見えますが、
グラファイトはそういう縦線が入っていないので、よく見れば見分けがつきます。
・バリエーションの多さについて。
3大有名芯は基本的に変わりませんが、
無印芯は0.5(HB/B/2B)と0.3(HB)に限られてる(2015/08 時点)ので注意が必要です。
また、シュタインは、HB SOFTとHB HARDという硬度があったり、
0.2mm芯があったりなど、他に比べて少しバリエーションが豊かです。
・消しやすさについて。
基本的にちゃんとした消しゴムならばどれでも消えてくれます。
強いて言うなら、
彫って書くようなイメージのナノダイヤは、他と比較してほんの少しだけ、消えにくいかもしれません。
さて、ここまでシャー芯の比較をしてきましたが、
あえて、どれがおすすめなのかは書いていません。
ここからは、シャーペンとの相性を比較していきます。
試すのは手元のあるこの3本。

上から、
Pentel GRAPH1000 for PRO 0.5mm
ZEBRA Color Flight 0.5mm (クリアレッド)
PILOT S3 0.5mm (透明ブルー)
です。
これを見ると、
私がいかに細身のシャーペン好きなのかが分かるのではないでしょうか(笑)
ではまず、愛用者も多い(と思われる)GRAPH1000から。
■GRAPH1000
私が相性が良いと感じたのは、- 1位 無印芯
2位 シュタイン
3位 グラファイト ≒ ナノダイヤ
GRAPH1000の傾向として、
・字が細く書ける
・力がペン先にピンポイントかかる
というものを感じました。
その結果、
グラファイトは、文字が太くなりやすいので、それを打ち消して、
ナノダイヤは、彫る感じを強化するので、ガリガリ感が強くなってイマイチかも。
シュタインは、力をかけると、硬めだからか、返ってくる力の反動が大きく、力を入れづらかったです。
硬さでは、ナノダイヤとシュタインの中間にあった無印芯が、
シュタインの書き味も残しつつ、それよりもちょっと柔らかいので、反動を少なくしてくれていい感じでした。
[追記]:言葉が足りていませんでした。
グラファイトが3位でシュタインが2位なのは、
このシャーペン自体が、細く書けるような作り(なはず)なのに、
わざわざ太くすることもないだろう、ということと、
書き味ではシュタインのほうが良いと感じたからです。
■Color Flight
私が相性が良いと感じたのは、- 1位 シュタイン
2位 無印芯
3位 ナノダイヤ
4位 グラファイト
Color Flightの傾向として、
・細いか太いかでいうと若干太めに書ける
・製図向けではない
というのを感じました。
GRAPH1000とは違って、細く書けるというのはあまり感じませんでした。
結果として、これは上手く説明できないのですが、
シュタインがかなり書きやすかったです。
シュタイン全般がそうなのですが、
私の場合、シャー芯を長めに繰り出して使うと、
シュタインはなんとなく書きやすくなりました。
Color Flightは他のシャーペンに比べて、
芯を固定する部分(チャック) からペン先までの距離が長いので、
これが影響しているのではないかなと思いました。
逆にグラファイトやナノダイヤはいまいちで、
ここまでシャー芯で書き味が変わってしまうのかと思いました。
■S3
私が相性が良いと感じたのは、- 1位 無印芯
2位 ナノダイヤ
3位 シュタイン
4位 グラファイト
S3の傾向として、
・線が太くなる
・強弱がつけやすい
というのを感じました。
結果として、
グラファイトはだめだめでした。
もとから太くなるグラファイトに、太く書けるシャーペンで、字が太くなって、太すぎる結果に。
強弱がつけやすいという点から、
少しやわらかめのものとの相性はいいと感じました。
さて、ここまで書くと、
個人的におすすめなシャー芯は無印芯になりますが、
結局はどのシャー芯が好みなのかは、その人しだいです。
今回グラファイトは全体的に低評価でしたが、
濃くかけて、濃淡が出せる(=強弱をつけやすい)ので、
絵を描くのにはいい感じと聞きます。
今回の比較は、普通の文字筆記で比較したので、そのあたりはご注意ください。
個人的な感想ですが、
Color Flight × シュタインの組み合わせが書きやすすぎて、
それまでメインだった、GRAPH1000は今はお休み中になりました。
すっごい書きやすかったです。
あと無印芯の健闘っぷり。今回試したBの他にHBも持っているのですが、
こっちは硬くて微妙だっただけに、硬度1つでここまで変わるのか!とも思いました。
ということで、長かった旅のゴールは、ひとまず、
Color Flight × シュタイン 0.5mm B
となりました。
また数年後の旅でお会いしましょう。謎の旅人solでした。
[追記]:2015/10/25
しばらく使った結果、現在は、GRAPH1000 for PRO × シュタイン 0.5mm B
Color Flight × 無印芯 0.5mm B
に落ち着いています。
「Color Flight × 無印芯」なのは、
若干太めに書けるColor Flightと無印芯の柔らかさが合ってるように感じたからです。
ですが、無印芯が消しゴムで消えにくいなあと感じてきているので、
現在またシュタインに戻ろうかを考え中です。
そんなこんなでまだまだ、あれはどうとか考えていますが、
結局は、こういうのが楽しいんですよね。